『獣になれない私たち』第9話 感想

前回までのあらすじ

前回の感想:『獣になれない私たち』第8話 感想

恒星(松田龍平)は、呉羽(菊地凛子)の夫でゲームクリエイター・橘カイジの会社の上場を手伝うことを決めるが、打ち合わせを何度も直前にキャンセルされていた。
それを聞いた晶(新垣結衣)は、「呉羽が乗り気なだけで、本当はカイジは恒星を意識して会いたくないのでは?」と推測

そんな中、晶が勤める会社ツクモ・クリエイト・ジャパンに採用の面接へ来たのは朱里(黒木華)だった!あっさり採用が決まり、一段落ついたかと思えば会社に京谷(田中圭)が来社!
しかし、この場面を乗り越えた晶と朱里は一気に仲良くなる。

一方、恒星の元には「行方不明中の兄・陽太が見つかった」という連絡が
窃盗をしようとしたところを警察に見つかり、連行された兄の姿を見て恒星は呆れる。
そんな中、偶然に陽太と出会った晶は彼と一緒にラーメン屋へ。
その後、陽太は無事に家族の元へ帰り未来を生きていくことを決意

恒星も過去との向き合い、正直になることを経て新たな人生を歩むことになるのだった…

仲良しすぎる

前回のラストで、図らずも恒星の家に泊まることになった晶さん。「もしかして肉体関係なってるんじゃないか…?」と危惧していたのですが、そんな心配はいらなかったようで安心しました
起きてから2人でカフェに行って他愛のない会話して…。たまには真面目な話もしたりして…

何じゃこの関係性は!最高じゃないですか!
友情と愛情のちょうど真ん中に位置するような恒星と晶の関係は見ていて癒されます。完全に個人的な意見ですが、この2人は恋愛関係になってほしくない
この関係が絶対ベスト!

平和ゾーン突入

会社に勤めて間もない朱里でしたが、上手く馴染んでいる様子!いやー良かった良かった
元々喋るのは好きっぽいですし安心です。
さらに、晶の後輩である松任谷さんと上野君も明らかに成長中!
やっと、やっと大縁談なハッピーエンドに向けて物語が動いたのか…と思ったのも束の間
九十九社長が晶を“特別チーフクリエイター営業部長”に任命。さらに朱里を社長秘書に
最近少しだけ落ち着いたと思っていたのに…。社長は元に戻った気がします

一方、呉羽さんを取り巻く環境は大変なことに
恒星とハグした写真や恋愛遍歴を週刊誌に報道されて、周囲はてんやわんや。呉羽さんが一番落ち着いてるあたり流石ですよこの女性は
報道陣に対して「誰がヤったとか関係ある?あなたセックスくらいするでしょ?」と投げかける場面なんて最高にロックでした
一生ついていきます姐さん

千春さん、来襲

場面は変わって朱里の部屋へ
なんとなんと朱里の家に京谷の母・千春さんが訪問してきます
当然千春さんからすれば京谷が住んでると思ってますからね。しかし、顔を覗かせたのは朱里!
慌てて逃げる朱里が向かったのは晶の家でしたが、ここにも千春さんが来襲!結局3人して5tapで飲むことに(凄いな

罵り合いでも始まるのかと思いきや“京谷”という共通項のおかげで3人は大盛り上がり!
まるで昔からの知り合いみたいな雰囲気でお酒を飲み合う姿に笑うと同時にホッと一安心しました。良かった良かった

せっかく来店したのにないがしろにされる京谷も可哀想だけどしゃーない。
場面は京谷と恒星が2人で話す場面へ
何だかんだでこの2人がサシで話すのって初めてじゃないでしょうか?

京谷が言った
「貴方と晶がどうだって大事なのはそこじゃなくて…。晶と向き合ってこなかった自分が悪い」
いやーその通りだよなあ京谷!その通りだよ!

あくまで恒星と晶は“ただの飲み友達”と同時に“性別を考えず人間でいられる相手”
恋愛関係に発展したら色々狂ってしまう難しいところにいるんです。一緒にいて楽な存在なのに、少しのきっかけで崩れ落ちそうな危うい存在でもある。
男女に友情があるならば、それは絶妙なバランスが大切なんでしょう
晶と朱里がどんどん仲良くなってて嬉しい

朱里ちゃん…

このドラマは幸せから不幸に突き落とすペースが速すぎる!!あんだけ平和だったシーンから一転、会社内でのトラブルが巻き起こってしまいます。
暴走する九十九社長に振り回される朱里が可哀想で仕方ないです
出来ないなりに必死で秘書の仕事をしているのに社長は一向に褒めてくれない怒鳴って指示を出すだけ…
このドラマで成長してないの九十九社長だけだよ!ええ加減にせえよ!

一杯一杯になってしまった朱里は、売り上げデータの送信先を間違えるという考えられないミスを起こしてしまいます。あぁ…
「働けなかった」と失意の底に溺れる朱里。ひたすら同情することしか出来ないし九十九社長が憎くて仕方ない!

あぁ、歯車が…

朱里が会社に来なくなり、憤りを覚える晶
朱里が使っていたデスクにふと目をやると、そこには「給料ゲット」「おちついてガンバレ!」「必要な人になる」と書かれた付箋が。ここで朱里の健気さを垣間見て涙腺崩壊しました

すぐに退職した朱里に対して怒りを露わにし「やる気が足らん!」と叱責する九十九
それを聞いていた晶は遂に我慢の限界を向かえ、初めて社長に本気で反論します。

「は?やる気ってそんなに凄いんですか。
仕事ですから。働いてお給料もらわないと生きていけないから働きますよ。認められたいし、要らない奴って思われたくないんで。
出来ることはします。怒鳴られても働きます!社長に怒鳴られたら怖いから!面倒だから!
目の前に誰かが怒鳴られても誰も助けない!これが平和ですか?
こんな会社にしたのは社長です。こんな会社でどう働けって言うんですか!?」

「ほな辞めたらええやん!今すぐ辞めい!文句しか言わない社員はいらない!ここは俺の会社だ。深海一人がいなくなってもどうとでもなるねん!!皆それは分かってるねん!」

いや~、このリアルさが本作の魅力なんですよねぇ
会社とは不思議なもので、一番頼りにしていた人が抜けても回るモノなんです。良いか悪いかは置いておいて社長の言ってることは正しいのが現実。しかし、確実にこの人は経営者には向いていないのもハッキリしました
逆にここで社長が「悪かった深海!俺が全部悪いんや!」なんてぬかしたら退屈です。

一方、恒星は粉飾決算への協力を辞めた様子。インテリヤクザから脅されながらも、土下座をして何とか説得したように見えましたが…。結局ムリだったようです
過去の回で恒星は「俺は土下座する人間が一番嫌いなんだよ。」と語っていました。
カッコ悪い行動のはずですが、どうにかしようとした恒星に拍手を送りたい。本当によくやったよ

晶も恒星も“正しいと思うこと”を突き通しているはずなのに。良いか悪いで言ったら確実に良い事をしているのに何故か報われない…。生々しいよ…
ドラマなのにドラマチックじゃない本作の魅力がギュッとつまったクライマックスでした

あんだけ「恋愛関係じゃない」と言っていたのに結局セックスしちゃうあたりも最高にリアル
晶の「間違った?」というラストの台詞。
ああ貴方たちは間違った!私にはそう見えたよ!

最終回は一体どうなるってんだ!!

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