【第1話 あらすじ】
魁皇高校の卒業式まで、残り10日。あとは卒業を待つのみとなった生徒たち。冬から春へ季節を変え始めたこの時、高校生活という一つの舞台は平穏に幕を閉じていく。……はずだった。
3年A組の扉が開く。担任の美術教師:柊一颯(菅田将暉)は、教卓の前に立ち、いつもと変わらぬ表情で、29人の生徒に衝撃的な一言を言い放つ。
「今から皆さんには、人質になってもらいます」
ポカンとする生徒たち。そしてそれはやがて嘲笑へと変わる。一部の人間が呆れて帰ろうとする。が、教室の扉には一颯によって特殊な鍵が取り付けられ、自由に開けられなくなっていた。そしてその時、廊下の外から突然爆発音が! 一颯が仕掛けた爆弾が爆発したのだ。衝撃の一同。この爆発によって3年A組は孤立し、完全に閉じ込められてしまう。
一颯は「これから、俺の最後の授業を始める」と生徒たちに告げ、数ヵ月前に3年A組の影山澪奈(上白石萌歌)が自殺したその理由を答えるようにと求める。その答えを夜8時までにみんなで導き出し、不正解の場合は誰か一人に死んでもらうと宣告する。そして彼は、クラスの代表として回答役に学級委員の茅野さくら(永野芽郁)を指名する…。
※ネタバレ有
さくらと澪奈の関係
自殺した澪奈は、容姿端麗で水泳部のエースというアイドル的存在だった。
そんな澪奈に魅力を感じていたさくら。澪奈のことを隠し撮り。なかなかストーカーちっく。
しかし、澪奈はさくらが撮りためた写真を見ても気持ち悪がることはなく、逆に「面白い!」と笑顔に。
友達になったさくらと澪奈は、いつも一緒に過ごすほどの仲になった。
タイムリミット
澪奈には、水泳競技でのドーピング疑惑が浮上していた。
それが自殺の原因ではないかという声が上がる。
19時45分。約束の時間が近づき、教室にやってきた柊。
さくらは他の生徒たちに促され、澪奈が自殺した理由は「ドーピングしたことがバレたから」と発表した。周りの生徒たちの圧がすごくて、さくらがかわいそう。
しかし、柊は「それでいいんだな?」とさくらに迫る。
すると「澪奈が自殺したのは、そんな理由じゃない」とさくらは改めて切り出した。
さくらが出した答え
ドーピング疑惑が出た途端、澪奈に対する嫌がらせが始まった。
空気のように無視され、机にはひどい落書き。
そんな時、さくらは澪奈から「もう二度と話しかけないで。さくらとは友達になれない。」といった内容の手紙を受け取る。
その言葉にショックを受けたさくらも澪奈を避けるように。
自殺の原因は“いじめ”だと意見を翻したさくらに、他の生徒からは批判が殺到。
澪奈に対する悪口合戦が始まった。「死んで当然」なんて言う生徒も。このクラス、最悪だ。
好き勝手に悪口を言う甲斐隼人(片寄涼太)に対して、さくらは「ふざけんじゃねえ!」と声を荒げる。そして突然の膝蹴り!
まさか永野芽郁ちゃんの膝蹴りが見られるとは・・・!
「絶対許せない」と怒りをあらわにする、さくら。しかし、一番許せないのは澪奈からのSOSのサインを無視した自分だと語る。
「自分のせいで澪奈は自殺した」それが、さくらの答えだった。
柊の訴え
さくらの答えを聞いた柊は「不正解」だと言い切った。苦しんでいた澪奈本人から直接聞いたからわかるのだと言う。
ペナルティとして、誰か1人が殺される。教室はパニック状態。
その時、不正解の答えを出したさくらを殺せばいいという声が上がった。反論する生徒は誰もいない。
自分が助かればいいとだけ思っている生徒たち。ひどすぎる。でも、もし極限状態だとこうなってしまうのだろうか。
柊は、さっきのさくらの姿を見て何も感じなかったのかと問う。
「変わるんだ…変わってくれ…!」と訴える柊の目には涙が。菅田将暉くんの迫真の演技が圧巻だった。
1人目の犠牲者
突然、侵入者を知らせるアラームが鳴り響いた。
柊が用意したロボットが、機動隊員の侵入を発見したのだ。
指示があるまで動かないこと、動いたら生徒の命は保証しないと警察に警告していた柊。
最初の犠牲者を中尾(三船海斗)に決定し、躊躇なく頭に蹴りを入れた。
そして、気絶した中尾の胸にナイフを振り下ろす。・・・本当に殺したよ。
教室は恐怖のどん底に。
中尾を引きずって美術室に移動させた柊。
警察たちに向けて「3年A組の生徒29名…28名になってしまいましたが、人質にとっています」と報告をするのだった。
Twitterの反応
#3年A組 #菅田将暉
モラルの欠如
アイデンティティーの拡散
要は中身が空っぽこの先生の言うこと、納得。
『今の子達が』とは言わないけど
『人として』を問うと多くのものが
欠落してると感じる。
私もそうなのかも知れないけど…— k a z u s a ☆*゚ (@kmsm_k) January 6, 2019
https://twitter.com/risu_18/status/1081946727958032384
【#3年A組①】柊(#菅田将暉)が生徒に求めたのは考えること。しかも「一緒に」話し合うこと。この究極の“アクティブラーニング” のポイントは、普段頼っているネット=情報が奪われている点。記憶や誰かの見聞・語り等のアナログを、現代を生きる彼らがどれだけ信じられるかを問うようにも見えた1話。
— 柿谷浩一(kaki) (@prince9093) January 6, 2019
https://twitter.com/asyumaron46/status/1081923520408383492
https://twitter.com/milky_milky301/status/1081916757936349184
第一話から見ごたえたっぷりの内容でした。
想像以上にシリアス。なのに、エンディングが異常ポップで気が抜けます(笑)
まさか本当に犠牲者が出てしまうなんて驚き。
これから各生徒の記憶の中から真相が浮かび上がっていくのでしょう。展開が楽しみなドラマです。
そして、菅田将暉くんの怪演ぶりにも引き込まれました。
少し前まで生徒役のイメージが強かったのに先生役とは・・・。(まあ、クレイジーな先生の役ですが)なんだか感慨深いです。