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岩井俊二が監督・脚本・原作を務める映画『Last Letter』小説発売も不評か?映画版へのさらなる期待が高まる。

以前、本サイトでも特集した岩井俊二監督。

彼は繊細なストーリーを美しく圧倒的な映像美で描き出す映像美に定評がある映画監督です。

そんな岩井俊二監督の最新作『Last Letter』が2020年に公開されますが、その小説版はもう既に読みましたか?

今回はその小説に関して、お話していこうと思います。

小説版『Last Letter』は不評?

あらすじ

裕里は、姉・未咲の死を伝えるため、姉の同窓会に代理出席した。
しかしこの同窓会で、裕里の初恋の相手鏡史郎と再会。
姉と間違われ連絡先を交換すると、鏡史郎から「君にまだずっと恋してるって言ったら信じますか?」とメッセージが送られてきた。
複雑ながらも胸を躍らせた裕里は、夫にばれないよう、住所を書かずに手紙を送付。
鏡史郎は卒業アルバムを見て未咲の実家に返信を宛てたが、そこにいたのは未咲の娘、鮎美だった。
亡き母の淡い思い出がつづられた手紙に、沈んでいた鮎美の心は再生し、不思議な文通が始まる。

小説「Last Letter」は2018年10月25日に販売された単行本。

内容は、手紙の行き違いをきっかけに始まった、2つの世代の男女の恋愛と、それぞれの心の再生と成長を描いています。

岩井俊二監督には以前の「Love Letter」(以下:「ラブレター」)という大ヒット作がありますから、小説を読んだ人も非常に期待が高かったように思えます。

しかし、その期待していた方々は低い評価を下した方が多かったです。

その評価について見ていきましょう。

全体的に奥深さが無かった

今作の低い評価の多くは、小説としての奥深さが足りなかったという声が多かったです。

考えさせられる内容が少なく、伝えたいメッセージは何なの?と疑問符を浮かべている人もいました。

かといって、登場人物に深く感情移入できる場面も少なく、読み手がフワフワしてしまったのだと思います。

しかし、1つ1つのセリフにドキッとさせられたり、心が動かされたという声も非常に多かったですし、タイトルにもなっている”Last Letter”の意味が明かされたときには涙が流れたという方も…。

小説は読み手によって思い浮かべる情景も雰囲気も異なることがあるので、こういった感受性の違いで面白さが変わってしまうのは仕方ないのではないかと思います。

その思い浮かべる情景を岩井俊二監督が映像化することで、この物語に深みが出てくることは確実と言えるでしょう。

つまらなくはないがぼんやりしていて面白いとは言えない

続いて感想として多かったのは、「つまらなくはないが面白くもない」という声。

その原因を探ってみると、

「主軸となる人物が多く、1人1人にスポットが当たる場面が少なかった」というのが一番の原因だと思いました。

それが原因で、

  • 誰に感情移入していいか分からず、感動が薄れてしまう
  • 中途半端になってしまった印象を持ってしまう

このような弊害が生まれ、読み手もどこに注目すればいいのか迷ってしまってぼんやりした印象になったのだと思います。

しかし、映画では豪華な俳優陣が出演を決めているので、それぞれの役に魅力を増していくはず。

この作品がどのように化けるのか、楽しみに待ちましょう。

誰しもが岩井俊二監督の映像化に期待している

そして、ここまで小説「Last Letter」の評判が低い理由には、岩井俊二監督だからということが挙げられるでしょう。

小説を読んだ方は、「岩井俊二さんの小説だけど、ちょっとハマらない」という声が多く、決して作品自体を酷評している声は少なかったです。

それどころか、面白くなかったといっていた人でも、

  • 映画化の方が向いている気がする、映画化に期待
  • 岩井俊二監督がどんな映画にしてくれるのか楽しみ
  • 岩井俊二さんにやたらと豪華なキャスト…期待大!

というように、映画化へ期待を膨らませる声が多数見受けられました。

私個人的にもやはり、岩井俊二監督の映像と物語を一緒に楽しみたいというのが本音です…(笑)

映画公開に先駆けて小説版を書くのは「ラブレターと同じ手法

2020年に公開される映画『Last Letter』と1995年に大ヒットした岩井俊二作品『ラブレター』と共通項がいくつかあります。

映画公開に先駆けて、原作の小説を書くという手法もその1つです。

このように過去作の『ラブレター』と比較して評価されてしまったことが不評の原因にもなっていると思います。

本作は『ラブレター』のアンサームービーで設定の世界観は似ているとはいえ、物語も違いますし、まだ小説の段階。

岩井俊二監督の真骨頂である映像美が加わったこの作品を楽しみに待ちましょう。