レビュー

『アリータ:バトル・エンジェル』 感想 目が大きすぎるヒロインにベタ惚れ

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木城ゆきとの近未来SFコミック「銃夢」をジェームズ・キャメロンが脚本・製作し映画化した『アリータ:バトル・エンジェル』。
キャメロン監督が約25年もの間「作りたくてしょうがなかった」超大作が、およそ2か月の延期を経てついに公開されました!

作品概要

木城ゆきとによるSF漫画「銃夢(ガンム)」を、ジェームズ・キャメロンの脚本・製作により、ハリウッドで実写映画化したアクション大作。
主人公アリータ役は『メイズ・ランナー』シリーズのローサ・サラザールが務め、いずれもオスカー俳優であるクリストフ・ワルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリが共演。
監督は『シン・シティ』のロバート・ロドリゲスが務める。

あらすじ

数百年後の未来。スクラップの山の中から奇跡的に脳だけが無傷の状態で発見されたサイボーグの少女アリータは、サイバー医師のイド博士によって新たな体を与えられ、目を覚ます。
しかし彼女は、自分の過去や今いる世界についてなど、一切の記憶が失われていた。
やがてアリータは、自分が300年前に失われたはずの最終兵器として作られたことを知り、そんな兵器としての彼女を破壊するため、次々と凶悪な殺人サイボーグが送り込まれてくる。
アリータは、あどけない少女の外見とは裏腹の驚異的な格闘スキルをもって、迫り来る敵たちを圧倒していくが……。

アリータに心奪われる

初めて予告を見た時から思っていましたが、とにかくアリータの目が大きい
違和感を覚えるほどインパクト大の目は、「原作へのリスペクト」としてCGで実際より大きく描写されたもの。

確かに、原作コミックの主人公の目も大きくて印象的ですね。

とはいえ、ちょっと大きすぎて不気味じゃない?なんて思っていたのは、私だけではないはず。

はたしてこのアリータの目に馴染めるのか、という一抹の不安を抱きながら鑑賞したわけですが……

結果、アリータの魅力に完全ノックアウトです。

サイボーグの少女が少しずつ人間らしさを身につけて、喜怒哀楽を表現する姿。
“自分”が分からず苦悩する姿。
そして初めの恋をして、傷つき、悲しみを乗り越える姿。
最強のサイボーグなのに心は乙女だなんて…、このギャップはやばい。可愛すぎる。

大きな瞳に吸い込まれるように、アリータの魅力にどんどん惹きこまれていってしまいます。

大迫力のアクションシーン

本作の大きな見どころの1つは、巨大なスタジアムで行われるバトルロイヤルゲーム「モーターボール」です。

アリータと、彼女の命を狙う敵との大乱闘は圧巻!
目が追いつかないほどのスピード感と大迫力、それらによってつくり出される爽快感がたまりません。
贅沢を言うなら、もう少し「モーターボール」にフォーカスしてほしかった……
そう思ってしまうくらい、見ごたえのあるシーンでした。

また、登場するサイボーグたちがとても多彩でかっこいいデザインのものが多いのも面白いポイント。
例えば、アリータに敵対心を持つザパンは顔が自慢のナルシスト系。同じくアリータを執拗に襲うグリュシュカは、伸縮自在のかぎ爪を操る巨大サイボーグ。
人間に近い見た目をしたアリータが逆に珍しいくらい、個性的なサイボーグが揃っています。
それぞれどんな特徴があるのかを探りながら観るのも楽しいかもしれませんね。

愛の物語

スクラップの山の中から少女を発見し、「アリータ」という名前を付けて彼女を蘇らせたサイバー医師のイド
娘を失った過去があるイドは、アリータに対して献身的な愛情を注ぎます。

アリータの帰りが遅いときは「何かあったのでは…?」と心配し、危険なことをしようとした時は反対を…。
それでも言うことを聞かないアリータに困惑しつつも、いざという時は必ず助けに行く。

まさに父親と娘のような2人の姿は、殺伐とした物語の世界の中にほっこりと心温まるひと時を加えてくれています。

さらに、アリータが友人・ヒューゴに抱いた初めての恋心にも注目。
愛する人のために涙を流したり、必死に戦う彼女の想いに心揺さぶられること間違いなしです。

愛を確かめ合った2人を待ち受ける運命には思わず涙が……。

泣く予定は全くなかったのですが(笑)
これから観に行かれる方には、ハンカチとティッシュの用意をおすすめします。

まとめ

圧倒的な映像美と大迫力のアクションシーン、そして主人公・アリータの魅力が溢れる作品となっていました。

近未来SFの世界観でありながら、胸にグッとくる人間ドラマも描かれていたのが好印象です。
思わず感情移入して涙してしまう展開になるとは……。

キャメロン監督のハンパじゃない熱意がこもった映画『アリータ:バトル・エンジェル』。
見逃すわけにはいきませんよ!
「アリータの目が不気味…」なんて思っている方も、ぜひ劇場に足を運んでみてください!

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