おすすめ映画

『カメラを止めるな!』 これは絶対にネタバレなしで観ていただきたい!

投稿日:

2018年、社会現象を巻き起こした映画『カメラを止めるな!』。
ゾンビ映画の最高傑作と呼んでも過言ではない本作の見どころをご紹介……したいのですが、この作品は予備知識がないほうが楽しめる映画なんです(笑)
それでもこの名作の魅力を少しでもお伝えしたい!
ということで、今回は内容に関して深く触れずにどんな作品なのかをご紹介していきたいと思います!

作品概要

監督&俳優養成スクール・ENBUゼミナールの《シネマプロジェクト》第7弾作品。
監督は、オムニバス映画「4/猫 ねこぶんのよん」などに参加してきた上田慎一郎。
脚本は、数か月に渡るリハーサルを経て、俳優たちに当て書きで執筆。
​他に類を見ない構造と緻密な脚本、37分に渡るワンカット・ゾンビサバイバルをはじめ、挑戦に満ちた野心作となっている。

あらすじ

とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。​本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に 本物のゾンビが襲いかかる!大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。
”37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル!”……を撮ったヤツらの話。

監督:上田慎一郎

『カメラを止めるな!』の監督・脚本・編集を務めたのは、映画監督の上田慎一郎さん。

2015年、オムニバス映画「4/猫」の1編「猫まんま」の監督で商業デビュー。
「100年後に観てもおもしろい映画」をスローガンに娯楽性の高いエンターテイメント作品を創り続けています。

そんな上田監督、実は異色の経歴の持ち主でもあるんです。
高校卒業後、ハリウッドを目指すために大阪府内の英語の専門学校に通うものの、馴染む事が出来ず2ヶ月で退学。
20歳頃からは一度映画制作から離れ、ヒッチハイクで上京。
しかし、詐欺に遭ったり、SF小説の自費出版をしたりするなどして多額の借金を抱え、ホームレス生活も経験しているとのこと…!

そんな上田監督にとって、本作が劇場用長編デビュー作となりました。
低予算のインディーズ映画ながら口コミが広まり、ロングヒットを記録。
第31回東京国際映画祭の「Japan Now部門」に選出され、出演キャストらとともにレッドカーペットを歩くことに。

当時はよく「映画界のシンデレラストーリー」などと称されましたが、まさにその通り!
2018年夏頃からは各種メディアの取り上げが頻繁になり、果てには一時期借金を抱える原因となったSF小説「ドーナツの穴の向こう側」新装版の発売まで決定しました。

キャストは無名の俳優たち

本作に出演しているのは、オーディションで選ばれた無名の俳優たち。
数カ月にわたるリハーサルを経て、上田監督が各俳優に役を当て書きしたとのこと。

劇中では、気弱な映画監督、極度に胃腸の弱い俳優、適当な番組プロデューサーといった個性豊かなキャラクターが作品を彩っています。

日暮隆之役:濱津隆之

主人公の撮影監督・日暮隆之役を演じたのは、俳優の濱津隆之さん。
くせ者たちに振り回されて困り果てている表情がとても印象的です。

映像作品初心者ながら、穏やかな様と普段は演じない狂気に満ちた様の演じ分けが見事!

事務所無所属の状態で、第42回日本アカデミー賞の優秀主演男優賞を受賞する快挙を果たしました。

2019年2月よりアニモプロデュースに所属することを発表。
また、映画やドラマへの出演も続々と決定しています。

笹原芳子役:どんぐり(竹原芳子)

キャスト陣の中でも特に印象的なのが、テレビプロデューサー・笹原芳子役のどんぐり(竹原芳子)さん。
メインキャストに比べて出番は少なめですが、1度観たら忘れられないような強烈なインパクトを残します。

本作のオーディションに参加した時点では、それまでに「蛾」の役しか演じたことがなかったため、オーディションの場では思い切り蛾を披露してみせたとのこと。

見た目のインパクトとは対照的な、人間味のある安定した芝居に注目です。

ワークショップ発の映画

異例の大ヒットを記録した本作ですが、もともとは劇場で公開される予定すらなかった作品でした。

はじまりは、ワークショップを経て新人の俳優たちと1本の映画を作るという企画。
新宿K's cinemaにて6日間限定のイベント上映をして終わり…のはずが、あまりの大好評から単独劇場公開することに。

2018年6月から都内2館で公開。そこからSNS上の口コミで評判が広がり、同年8月以降、順次100館以上での上映拡大が行われています。
最終的に全国累計上映館数は10月上旬時点で300館以上!異例の大ヒットとなりました。

37分ワンカットシーン

本作の大きな見どころは、やはり冒頭の37分ワンカットシーンでしょう。

「ワンカット」ということは、編集の“切れ目”が存在しない、つまりカメラをずっと回し続けているということです。
大きなミスがあれば、もちろん最初からやり直し。
実際、撮影前には10回以上リハーサルを行い、本番では6テイクを重ねたとのこと。

本編で使われたカットの撮影時も、ゾンビメイクが少し遅れたり、ゾンビ変身用のカラコンがなかなか入らなかったり…といったトラブルが続出。
そのため、キャストがアドリブでつないでいる時間もあるそうです。

計算されたトラブルなのか、本当のトラブルなのか…?いい意味で不安になるような、ドキュメンタリーテイストのワンカットシーンに惹き込まれてしまうこと間違いなしですよ!

まとめ

本作の上映時間は全編で96分。
冒頭の37分ワンカットシーンの後はどんな内容なのか…?という部分が最大のネタバレ厳禁ポイントとなっています。

「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」

無名の新人監督と俳優達が創った”まだどこにもないエンターテインメント”。
お見逃しなく!!

-おすすめ映画

Copyright© ザ・シネマプレス , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.