本当に泣ける映画を教えたい

本当に泣ける映画を教えたい

色々意見はあると思いますが「泣ける映画」ってのはやっぱり良いもんです。
「あ、なんか泣きたい」なんて気分の時だってあるはず。人間だもの
ということで今回は「本当に泣ける映画」を5つご紹介

ブルーバレンタイン

あらすじ

結婚7年目を迎え、娘と共に3人で暮らすディーン(ライアン・ゴズリング)とシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)夫妻。努力の末に資格を取って忙しく働く妻シンディに対し、夫ディーンの仕事は順調ではない。お互い相手に不満を募らせながらも、平穏な家庭生活を何とか守ろうとする2人だったが、かつては夢中で愛し合った時期があった……。

生々しい恋愛映画

恋愛映画というとピュアでキラキラしたものが多いですあ、本作は全くの逆。
ただただ「悲しい」「暗い」というわけではないのですが、とにかく人間のリアルを突き付けてきます。
内容は至ってシンプルで、シンディ―とディーンの出会いから崩れるところまでを描いたものです。ただ文字にして全部伝わる訳ではないのが人の人生。

恋に落ちたときの姿と時間が経った自分の現在…。全く同じという人のほうが少ないでしょう。単純な愛だけではどうにもならない。それが痛いほど伝わってきて泣いてしまいます。
主演2人の演技力にもひたすら脱帽!

LION/ライオン 〜25年目のただいま〜

 

あらすじ

インドのスラム街。5歳のサルーは、兄と遊んでいる最中に停車していた電車内に潜り込んで眠ってしまい、そのまま遠くの見知らぬ地へと運ばれて迷子になる。やがて彼は、オーストラリアへ養子に出され、その後25年が経過する。ポッカリと人生に穴があいているような感覚を抱いてきた彼は、それを埋めるためにも本当の自分の家を捜そうと決意。わずかな記憶を手掛かりに、Google Earth を駆使して捜索すると……。

苦悩の末の感動

本当の家族を見つけるために七転八倒するインド人の少年。GoogleEarthを使い、本当の家族と奇跡の再開を果たす…。
観賞する前はこんな感じだろうなとザックリ考えていたのですが、そんな生半可なものじゃありませんでした。

映画の前半で描かれる1986年インドの貧困問題と絶望に満ち溢れた環境
子どもの主人公にとっては余りにも惨い非常な世界が目の前には広がります。
子ども目線を再現するために敢えて低い位置から撮っているカメラワークも見事!ついつい感情移入してしまいます。

義母を演じたニコール・キッドマンの演技力にも大きな賛辞を送りたいです。苦悶する立場の表情、言動。全てがパーフェクトでした。

実話を基にしているから余計に感動するのかもしれませんが、それより何より映画として素晴らしい完成度です。
あのラストシーン、胸を熱くしない人は存在しないでしょう。

リメンバー・ミー

あらすじ

過去の出来事が原因で、家族ともども音楽を禁止されている少年ミゲル。ある日、先祖が家族に会いにくるという死者の日に開催される音楽コンテストに出ることを決める。伝説的ミュージシャンであるデラクルスの霊廟に飾られたギターを手にして出場するが、それを弾いた瞬間にミゲルは死者の国に迷い込んでしまう。元の世界に戻れずに困っていると、ヘクターという謎めいたガイコツが現れ……。

非の打ち所がないんです

流石は天下のピクシー…。この映画に関してはケチの付け所がないです。
いや無理やり探して指摘することも出来るのでしょうが、少なくとも私にとっては何一つ欠点がない素晴らしい映画でした。

回想シーンが物凄く独創的!そのおかげで一気に物語に引き込まれていきます。さらに3Dキャラの作りこみも本当に素晴らしい!
3D感丸出しの造形なのに、あたかも本当に実在するんじゃないかと思ってしまいます。本当にそれくらい凄いです。しぐさの一つ一つまで細かく作りこまれています。

何より主人公の行動目的が一貫して分かりやすいのがいいですね。ブレることがないので感情移入しやすいですし、その分感動もマシマシ。

本作の核となる「リメンバー・ミー」という歌の意味が前半と後半で180度変わった時、貴方はきっとボロ泣きしています。私は体中の水分がなくなる勢いでした。

キャロル

あらすじ

1952年のニューヨーク。デパートでアルバイトをするテレーズ(ルーニー・マーラ)は、娘へのプレゼントを探すキャロル(ケイト・ブランシェット)に応対する。優雅で気品に満ちた美しさを誇るも、謎めいたムードもある彼女に魅了されたテレーズ。彼女にクリスマスカードを送ったのを契機に、二人は会っては話をする仲になる。娘の親権をめぐって離婚訴訟中の夫と争うキャロルと恋人からの求婚に思い悩むテレーズ。そんな中、彼女たちは旅行に出掛けるが……。

行間を読んで!

本作は「行間を読む映画」です。つまり分かりにくいってことですね。
終始漂う詩的で芸術的な雰囲気と、敢えて多くを語らない脚本。その行間を読み、良さが理解出来た時、何とも言い知れぬ感動が脳裏を襲ってきます。

ただ単なる「レズ映画」と片付けてしまうのは少し滑稽すぎるかもしれません。
「自分の事を最も理解し、受け入れてくれる人がたまたま女性だった」だけのことなのです。
この静かに儚く過ぎゆくストーリーを堪能して楽しめる男は確実にモテます。笑

時間が空いた休日にふと鑑賞して静かな感動に染み入りたい。そんな貴方には『キャロル』がおススメです。

シンドラーのリスト

あらすじ

ナチによるユダヤ虐殺をまのあたりにしたドイツ人実業家オスカー・シンドラーは、秘かにユダヤ人の救済を決心する。彼は労働力の確保という名目で、多くのユダヤ人を安全な収容所に移動させていくのだが……。

スピルバーグの傑作

巨匠スピルバーグが10年以上温めてきたアイディアを映像化した本作
観賞中、我々はホロコーストの世界へと突き落とされます。授業で習った「ナチスの残虐」
何となく酷いことをしたんだろうなとは分かってはいたものの、映像にするとここまでとは…。思い出しただけでも胸が苦しいです。
さらに本作は全編通してモノクロ。それが逆にドキュメンタリー感を演出し、別格のリアリティーを生み出しています。

男女年齢問わず次々と殺されていく人々の姿、そしてラストでシンドラーが放つあの台詞。
あまりの無常さと苦しさに涙が止まりません。

スピルバーグが現代に残した珠玉の名作です。