『獣になれない私たち』第7話 感想

前回まで:獣になれない私たち』第6話 感想

呉羽(菊地凛子)の結婚が“偽装結婚”という噂を聞き、調査に乗り出す恒星。そこで知ったのは呉羽が以前所属していた事務所でのイザコザだった。

進展がなかった晶(新垣結衣)と朱里(黒木華)だが、朱里が5tapに行くことを決意。そこで出会った恒星と談笑しているところへ晶が来店する。しかい状況にビビってしまい、結局何も言えずに“飲み逃げ”をする朱里であった。

会社の付き合いで彼氏・京谷(田中圭)と対面する晶。気まずい空気感のまま、京谷が晶に告げた台詞は「今の晶、可愛くない。」という自分勝手な台詞だった。

その後、呉羽から「子宮全摘手術をした」と衝撃の事実を告げられた晶と偶然それを聞いてしまった恒星。
朱里のサイコパス行動も止まらず、物語は佳境に突入していく…。

ミッドナイトスタート

粉飾を誤魔化す恒星

晶から不正の仕事について言及される恒星。真実と虚構を織り交ぜながら晶に話したかと思えば、「いま話したのは全部『太陽を盗んだ男』っていう映画の話。」と真相をはぐらかします。(『太陽を盗んだ男』はガチ名作)

この描写って凄く重要だと感じていまして、恒星自身は「晶になら真実を話しても良いかな。」と心の中でせめぎ合っているはずなんですよね。
でも自分が悪い事をしていると話すのも気まずい。その結果が嘘と真実を混ぜるという方法になったのでしょう。
その気持ち分かるよ恒星。

初めての人…だと…!?

京谷との関係について語りだす晶。
「すっごい恥ずかしい事言っていい?京谷が初めての人なんだよね…。」

…ファッ!?それってつまりそういう…
と考えていたら「そういう意味じゃなくて、生まれて初めて人に愛されるってこういう事だと思った。」
とのこと。いやいや!そんなんやらしい意味だと誰だって思うじゃん!晶さんよぉ!
最近は京谷と気まずい関係が続いていましたが、とても大事な存在であることは間違いないと再確認できる台詞でした。

と思ったら京谷の父親の容体が悪くなってしまう展開に…。

息詰まる会社

監視カメラに囲まれた晶の会社はてんやわんや状態
「社長に見られている。」という緊張感が常に社員たちを支配し、気が気じゃない様子です。そりゃそうだ

しかし、ここで冷静なのが晶&佐久間さん。
せっかちの権化のような社長がのんびり監視なんてするはずがない。と最初から見抜いていたのです。やっぱり仕事できる人は常に冷静な判断をしてます。
暴走が止まらない社長に対して、佐久間さんが言った
「仕事って信頼だと思ってるのね。信頼してもらうためには言葉を尽くすし、努力もしたい。それ諦めちゃったら関係性って作れないでしょ。」
という台詞。カッコ良すぎるぜあんた…。佐久間さん好き

やっぱ呉羽さんよ

5tapで飲む晶の元へ駆け寄ったのは呉羽さんでした。
「あきら~!ぎゅ~。晶に会うたびに1ハグ。100回ハグしたら許してもらえるかな~」
と言いながら晶に抱き着くんですが、やっぱこの人最高だわ。全部許しちゃう魅力に溢れてます。友達になりたいですもん。

帰り道、偶然呉羽と出会った恒星は橘カイジの経理を担当することを承諾。とりあえず一歩前進ですね。

朱里ちゃん、襲来

晶の部屋の前で爆睡していた朱里。冷静にただのやべーやつです。仕方なく朱里を部屋に泊めた晶さん。お人好しが過ぎる!しかも朱里の為に朝ごはんまで用意してたし!

出社した晶を待ち構えていたのは。いつも通りぬるま湯に浸かろうとする松任谷と上野。
「期待をかけられた事がない裏切るのが怖い。」と発する2人の後輩に対して、晶は発破をかけます。あんな晶さん初めて見た…。
少しずつではありますが、晶も変わってきているのだなぁと実感できる重要なシーンでした。頑張れよ松任谷&上野!!

再び場面は5tapに移ると、そこには朱里と恒星が。
深海晶に対するジェラシー剥き出しの発言、自分は不幸すぎると語る朱里に対して恒星は
「君さぁ、自分が一番不幸だと思ってるでしょ?不幸の背比べは楽しいですか?」
と辛辣な台詞を吐きます。よくぞ言ってくれたよ恒星。顔にビールかけられたけど

似た者同士

家に帰り、朱里と対話する晶。晶に対して捻くれた言葉をバシバシぶつける朱里に対して、あくまで冷静に会話する晶さんってやっぱり凄い。
そこで語ったのは
「京谷が好きなのは、周りに気を使って物分かりの良い優しい深海晶という存在。朱里と真逆の存在を求めてただけ。」
という真理。

「こうなって欲しい」と思われ、必死に理想を演じる晶
「こうなって欲しい」と思われ、敢えて真逆のことをしてしまう朱里

誰の人生を生きているのか…。やってる事は真逆でも根底にあるものは一緒なんです。

「泣く」とか超越するシーン

京谷の母親(千春さん)の元へ行き、千春さんの気持ちを理解する晶。
女性同士でしか分かり合えないものってありますもんね。しかも、“家族じゃないからこそ共感できる”んです。
寝たきりの父親を最後まで家で看取りたいと願う千春さん…。泣けるわ…
合理的な判断しか出来ない京谷とその兄の気持ちだって分かります!でもね、そんな理屈だけで人生は説明できないんですよ。

場面は変わり、湖畔で話す京谷と晶
そこら辺のベタ恋愛ドラマならここで京谷と晶が仲直りするパターンですよ。
しかし、ここで晶が京谷に言ったセリフは

「私ね、京谷が好きだった。京谷と付き合って初めて愛されるってこういうことなんだって思えた。京谷と別れるってことは人生を捨てると一緒だった。
しがみついて、本当のこと言えなかった。でもそれって私の人生じゃないよね。私は人生を投げたくない。
だから、京谷とは終わりにする。」

もうね、この台詞は歴史に残したい。こんなに核心突いてくる台詞あるのかと私は問いたい。
どっちが悪いとかじゃなく、好きだからこそ無意識的に縛ってしまうし、縛られてしまう。

でも晶の表情を見ると、一気に前進したのは明らかです。男の私としてはどうしても京谷に共感しちゃうんですが、それでも晶が幸せなら良いじゃない。そう思える男でいたい。

展開読むの辞めた

もう、どうなるか分かんね!全然わっかんね!
恒星の粉飾決算、橘カイジの存在、朱里の仕事など残っている伏線は沢山あります。一体『けもなれ』がどんなフィナーレを迎えるのか。ワクワクが止まりません。


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