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今世紀最大の恐怖『ヘレディタリー 継承』を観ないでホラー映画は語れないぞ

全米で公開されて以降、最大級の賛辞を送られ、レビューサイトでも軒並み高評価を得ているホラー映画『ヘレディタリー 継承』
断言しましょう。これは映画史に残る傑作ホラーです。

作品解説

家長の死後、遺された家族が想像を超えた恐怖に襲われるホラー。
主演は『リトル・ミス・サンシャイン』などのトニ・コレット。ドラマシリーズ「イン・トリートメント」などのガブリエル・バーン、『ライ麦畑で出会ったら』などのアレックス・ウォルフらが共演。
監督・脚本は、ショートフィルムなどを手掛けてきたアリ・アスター。『ムーンライト』『レディ・バード』などで知られる映画スタジオA24が製作している。

あらすじ

ある日、グラハム家の家長エレンがこの世を去る。娘のアニーは、母に複雑な感情を抱きつつも、残された家族と一緒に葬儀を行う。
エレンが亡くなった悲しみを乗り越えようとするグラハム家では、不思議な光が部屋を走ったり、暗闇に誰かの気配がしたりするなど不可解な現象が起こる。

さぁ皆さん、覚悟は出来ているでしょうか


恐怖その1:トラウマ必至の演出

“怖い映画”だなんて数えきれないほどあります。では本作の恐怖はどこから湧いてくるのか。
まずは演出に注目して紐解いていきましょう。

無理やり怖がらせない

映画が始まった瞬間に感じます。「あ、これヤバイやつだな」と
無理やり驚かせるための大きい音やビックリさせる映像。確かにホラーにおいてそのような演出は大切です。しかし、『ヘレディタリー』はそんなものに頼りません。
ジリジリと神経をすり減らしてくるようなネットりした雰囲気は、妙な生々しさを生み出し、終始恐怖感がまとわりつくでしょう。

張り巡らされた伏線

ホラー映画と言っても間口は様々。
ゾンビに襲われたってホラーですし、ただ単にグロい演出をしてもホラー映画になります。最近は様々な手法でホラー映画を切り開く作品が多く、もう人間を怖がらせるアイディアはないのかな?なんて思っていました。

そこで『ヘレディタリー』が選んだ手法はシンプルなモダンホラー
オープニングを含めた前半部分は気味悪さはあるものの、絶賛されるほどの恐怖感はなし。しかし、後半に怒涛の伏線回収が待っているのです。
「あのシーンはこんな意味があったのか…」と驚嘆しながら、明らかになっていく事実に恐怖が重なっていく感覚…。
何なんだこれは…。言葉で表すなら「怖い」以外見当たりません。

発展した特殊メイクやCGに頼らずに、脳みその奥に恐怖を植え付けようとするこの雰囲気は全盛期Jホラーに似たようなものを感じました。

恐怖その2:ラストで迎える“本当の恐怖”

本作が絶賛される理由は見事なストーリー展開にもあります。
無駄だと思っていたシーンもラストになると全てが意味を持っていたことに気付き、その伏線回収の見事さに鳥肌が止まらないでしょう。

「最後の最後が一番怖いじゃん…。もう見ないよこんな怖い映画!」と思ったはずなのに、なぜかもう一度観たくなってしまう…。
それは「家族を描いた映画」として観ても面白いから。この完成度の高さに魅了されたら最後、ヘレディタリーは既に貴方を侵食しているのです。

ハードル上げすぎ?そんなことない!

祖母の死から不幸が舞い降りてくる一家。分かりやすく怖がらせる演出なんてしてこないのに、ここまで恐怖を植え付けてくるのですから大したものです。
2時間7分とホラー映画にしては上映時間が長めですが、先が気になる展開で長さを感じさせませんでした。
このシンプルに完成度が高い『ヘレディタリー』を観ずに今世紀のホラー史は語れません!
最近の似たり寄ったりなホラー界に辟易としている貴方!とりあえず怖がりたい貴方も!
絶対観て欲しい一作です。

予告

 

Twitterの反応


https://twitter.com/3D2Y_Drunkard/status/1068372445050990594