80年代ベストミステリー映画5選!

80年代ってサイコー!(僕は生まれてないですが)

「その年代にしかない空気感」ってありますよね。その点で80年代はカルチャーが一気に拡散し、爆発した時代。
そんな多種多様の時代において、人気だったジャンルが「ミステリー」です。本記事では、80年代独特の空気感を味わえる極上のミステリー映画5作を紹介。

薔薇の名前


1300年代、イタリアの僻地にある修道院を舞台に起こる連続殺人事件…。
推理要素だけでなく、腐敗し形骸化した宗教、狂っているとしか思えない信仰心、余りに狡猾で醜い人間の有様を描き切っています。
ここまで重苦しい雰囲気を保ちながらも知性をくすぐってくる映画は他にないかもしれません。
ラストになってタイトルの意味が分かるのも素晴らしい演出。「おぉ…!」となります。

追いつめられて


主人公と恋に落ちた女性が殺され、その事件の捜査を任された主人公。次々と出てくる現場の物的証拠が導く答えは「犯人は自分」だということ。容疑者に仕立てられた主人公は一体どうなる…?
と簡単なあらすじだけでもハラハラしちゃうような内容なんですが、本作はストーリー・脚本が素晴らしい!二転三転する展開に視聴者は目を離せません。
んでもってオチが凄い…。「えっ!そうだったの?!」ってなりました。
前半にやたらとラブシーンが多いのですが、それもまた80年代のご愛敬ってことで。

デッドゾーン


スティーヴン・キング原作の小説を映像化したミステリーサスペンス映画。特殊な能力に目覚めてしまった一人の孤独な男の生と死を描きます。
主人公は交通事故に遭い5年の昏睡状態から覚めた時、手に触れるだけで相手の未来を予知出来るようになっていました。
常人ではないからこそ生まれる世間との摩擦と悲劇を淡々と描き、サスペンス映画の最高傑作だと声をあげる人も少なくありません。
悲劇だと言いましたが、切なくてある意味ハッピーエンドとも言えるあの終わり方が私はとても好きです。
観た後、確実に心の中に何か大切な感情が芽生えているはず。

刑事ジョン・ブック 目撃者


殺人事件の「目撃者」となったアーミッシュの少年とその母親を守ろうとする一人の刑事の格闘を描いたミステリー映画。その一方で、キリスト教の非主流派として前近代的な生活を営むアーミッシュと刑事との文化的交流や恋愛模様を描いたヒューマンドラマとの見方も多い一作です。
ミステリー映画という括りではないかもしれません。それほど様々な要素が混ざり合った傑作映画です。
人間には様々な生き方があり、それを否定するなんて許されないんだなというメッセージを強く感じる内容となっています。多様性が叫ばれている現代だからこそ多くの人に見てほしい作品。若きハリソン・フォードの熱演もサイコーです!

ブレードランナー


「もはやミステリーじゃないよね」というツッコミも分かりますが、まあ許してください。
本作を観たら絶対に誰かと議論したくなるはず。そして驚くんです。人によってここまで映画の見方が違うのかと。
話自体は純粋にSFです。しかしサスペンスの要素も多く取り入れられ、視聴者を画面から離しません。この映画が何を言わんとしているのか…。本当に十人十色という感じで、全く自分と同意見の感想は見当たらないです。
単なるエンターテイメントSFで終わらず、どこまでも哲学的なニュアンスを含んだ本作はその後の作品に多大過ぎる影響を与えました。
「映画好き」を名乗るなら見ておきたい珠玉の一作。

やっぱり80年代独特の世界観って素敵ですね…。タイムスリップしてみたい。