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アカデミー賞作品賞受賞作『グリーンブック』見どころ紹介!3月1日公開

2019年2月25日、アカデミー賞授賞式が行われました。

「ボヘミアン・ラプソディ」「女王陛下のお気に入り」など話題作が名を連ねる中、作品賞をはじめ3部門で受賞を果たした『グリーンブック』。

日本では海外とは遅れて、3月1日に公開を控えています。

今週末、アカデミー賞作品賞受賞作品『グリーンブック』をより楽しんでいただくために、作品の見どころを紹介をしていこうと思います!

『グリーンブック』作品概要

あらすじ

1960年代のアメリカ南部であった実話を基に、人種差別が色濃く残る地域で黒人ピアニストと彼に雇われた白人の用心棒兼運転手が、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を手に旅をする。

その旅のなかで育んだ友情の姿を描くヒューマンドラマ。

監督・スタッフ

監督:ピーター・ファレリー

制作・脚本:ピーター・ファレリー/ニック・バレロンガ

キャスト

トニー・リップ:ヴィゴ・モーテンセン

ドクター・シャーリー:マハーシャラ・アリ

ドロレス・バレロンガ:リンダ・カーデリーニ

作品概要

第91回アカデミー賞:作品賞・助演男優賞・脚本賞の3部門受賞

第76回ゴールデン・グローブ賞:作品賞・助演男優賞・脚本賞の3部門受賞

 

二人の友情が育まれる過程が見どころ

この作品では多くの黒人差別テーマにした映画。
そのため、黒人が使ったコップを捨てるシーンなど厳しい差別の現実を生々しく映し出したり、差別によって生まれる黒人の複雑な感情をしっかりと表現していて非常に深い作品です。
正直、差別を受けていた方にとっては辛い映像が多いのではないかと疑問に思いましたが、現実を生々しく描いたことが逆に良かったと評価された要因にもなりました。

差別と闘い友情を深めた二人が美しい

主人公のトニー・リップは、粗野で無教養だが腕っぷしはもちろん口が達者、何かと周囲から頼りにされていたナイトクラブの用心棒。

相棒のドクター・シャーリーは、”神域の技”を持ち、大統領の前で演奏したこともある天才ピアニスト。

主要人物二人は人種だけでなく、生い立ちや性格までが真逆です。
そのため、トニーは最初、シャーリーの運転手として働くのを拒んでいました。
しかし、主人公がシャーリーの演奏に魅せられ、彼との会話や彼に向けられる差別を目の当たりにし、考えが変わっていきます。

このように物語の中で、徐々に二人の友情が育まれていく過程が美しく、本当に感動的です。

特にシャーリーがあえて差別が酷い地へ行き、差別に屈しない冷静な姿勢を貫こうとする姿に、トニーは最初は理解しがたかったが、その姿を見て暴力とは違う「強さ」を知っていく過程が美しいと思いました。

冒頭でも言ったように、『グリーンブック』は黒人差別をテーマに進んでいく作品。
しかし、本作の本質は、差別の厳しさより友情の温かさで溢れる作品といって間違いないでしょう。

分かりやすく王道。だからこそ面白い

正直、『グリーンブック』のストーリーや設定、展開は前にもあったようなもので、革新的で真新しいものではありません。
前情報からあったように「最強のふたり」に似た設定や、差別や生い立ち、立場が違う二人が分かり合い、共に尊重し成長してく姿を描いた映画です。

厳しい差別に悲しい気持ちになるが、主人公たちは差別に屈することなく、相棒と共に立ち向かい最後は暖かい気持ちになる。
言ってしまえば、よくある設定で感動作の王道と言っても良いでしょう。

さらに、映画の作りも非常に分かりやすく、コメディ要素も誰でも笑える単純な笑いでした。
でも、それだからこそ物語の素晴らしさがよく分かります。
単純なストーリーだからこそ脚本の良さが引き立ちますし、演出やセリフの美しさ、役者の演技によって作品が大きく変わっていきます。

分かりやすく王道だからこそ良さが引き立つ。
『グリーンブック』はそんな映画です。

予想を越える奇想天外な展開も面白いですし、ダークでいい意味でスッキリしない映画ももちろん素晴らしいです。

しかし、『グリーンブック』の”王道感”こそが、この映画の真骨頂であり魅力でもあるという事。

この作品は、誰もが楽しめる作品であるからこそ、沢山の人と感想を共有して語り合い、楽しんでほしいと思います!