『謝罪の王様』はテレビで見るには最高のコメディです

『謝罪の王様』はテレビで見るには最高のコメディです

2013年に公開され、興行収入20億円を超える大ヒットを記録した『謝罪の王様』
脚本・宮藤官九郎、主役・阿部サダヲという黄金コンビという事もあって間違いない面白さです。
そして本作はテレビで見るのは最高のコメディ映画だと私は考えています。

※ネタバレなし

あらすじ

依頼者たちに代わって謝ることで、彼らが抱える多種多彩なトラブルを収束する東京謝罪センター所長、黒島譲(阿部サダヲ)。ヤクザの車と追突事故を起こし、法外な賠償金の支払いを迫られていた帰国子女・典子(井上真央)は、彼に助けられたのがきっかけでセンターのアシスタントとなる。二人は、セクハラで窮地に陥った下着メーカー社員の沼田(岡田将生)、あるエキストラの起用で外交問題を起こしてしまった映画プロデューサー・和田(荒川良々)など、さまざまな顧客に降り掛かる問題を謝罪で解決していく。

掴みからきちんと面白い

映画館で絶対流れるマナーについての映像ありますよね。形態はマナーモードにしてとか、おしゃべりは辞めましょうねといった内容になっているのが殆ど。
なんと本作では映画の中でもマナーについて注意してくれるんです。このメタ的な演出が功を奏して「おっ何だか面白そうだな」と思わせてくれる要因になっています。

オムニバス形式


本作はオムニバス形式となっており、計6つのエピソードから映画が形成されています。
謝罪をモチーフにしたということもあって、様々なパターンの謝罪を取り扱っているというワケです。
オムニバスのおかげもあって、飽きを感じずに映画を鑑賞することが出来ます。ありがとうクドカン!

安定の面白さ、からの…?


面白さは保証します。だってクドカンですもん…!
序盤から主人公・黒島の謝罪テクニックに笑いっ放しでした。「何言ってんだこの人w」的な笑いをドンドン入れてきます。これがまた絶妙なテンポ!

最初のうちはそんなこんなで面白おかしく笑っていられたのですが。気付くと話のスケールはドンドン大きくなり、視聴者も思わず引き込まれる展開に。
すっごいシリアス…。って感じは全然ないんですが、序盤のテンションから緩急のつけ方はお見事!

話のテーマはどこにあるのか


本作を見ていると「話のテーマが謝罪ではない」ことに気付くはず。
謝罪をする側だけでなく、謝罪を求める側にスポットが当たったとき、本作の言わんとするテーマがぼんやりと見えてくるのです。

なぜテレビで見るのが丁度良いのか

私は本作を劇場で見ました。その際に後悔したワケではなく、「あ~、家でゆっくり見てゲラゲラ笑って、少しシリアスな感じで観賞したい」と思ったんです。
大体クドカンの作品っていつもそうなんですが、本作はよりその思いが強かった…。

Yahoo!映画のレビューを見てみると「エンドロールにe-girl’s」が出てくるから☆減らします。というレビューがあまりに多くてびっくりしちゃいました。
日本映画史に残るコメディ映画!!とは言いませんが、テレビで見てクスっと笑うには丁度良い映画であることは保証します!

クドカンは絶対ハッピーエンドだから大好き。